マグせんべい

どうも、今日は！

また、訃報です。
あの「おいしゅうございます」の言葉で有名な 岸朝子さんが
心不全のために９１歳で２２日にお亡くなりになりました。

私が初めて岸さんを見たのは
『料理の鉄人』です。

子どもだった私は
「おいしゅうございます」

なんて、お上品な人がいるんだ！！
品のある人はこんな言葉を使うんだ！！

とある種軽いカルチャーショックを受けたのを覚えていますW

そんな岸さんはどんな方だったのでしょうか？？？

調べてみますね。

岸朝子さんのプロフィール

名前　　　：　岸朝子（きし　あさこ）

生年月日　：　１９２３年（大正１２年）１１月２２日 （２０１５年９月２２日没）

出身地　　：　東京都

職業　　　：　食生活ジャーナリスト

趣味　　　：　読書・音楽鑑賞・旅行

こんな感じですね・・・
お顔も上品ですよね・・・
こんな素敵な年の取り方をしたいなぁ・・・と思います。

経歴

まずは、学歴です！

永田町小学校（現麹町小学校）⇨　府立第三高女（現・東京都立駒場高等学校）
⇨　 女子栄養学園（現・女子栄養大学）を１９４２年に卒業

となってますね！

そして、卒業後は
東大農学部に勤務します。

１９４４年（２１歳）で、陸軍士官学校出身の職業軍人 岸秋正と見合い結婚
１９４７年から夫婦で千葉県でカキの養殖業を手がける。

１９５３年には、養殖業を廃業し、東京へ移住。

「食」に関する職業に就きたくて、
１９５５年（３１歳）の春に、主婦の友社の「料理の好きな家庭婦人を求む」の求人に応募、
料理記者となる。

その後、女子栄養大学出版部に移り、
１９６８年 『栄養と料理』の編集長を１０年間務める。
その間、食べ歩き、器の楽しみなど新しい企画で販売部数を2倍に伸ばす。

１９７９年女性ばかりの編集プロダクション （株）エディターズを設立。
料理、栄養に関する雑誌や書籍を多数企画、編集する。

１９９３年フジテレビ 『料理の鉄人』に審査員として出演。

２０１１年（８８歳） akオフィス設立。

と、高齢になっても、精力的にお仕事をされていました。


岸さんの著書です

また、
東京国税局の東京地方酒類審議会委員や
国土庁の食アメニティコンテスト 審議会委員などもされていました！！

なんといっても、料理記者の求人に応募した時は
岸さんには妊娠７ヶ月で
９歳、４歳、１歳半の3人の娘さんも抱えていたんだそうです！！

やはり、昔の女性はたくましいですね・・・

私なら、子育てさえも満足に出来てないような気がします！

岸朝子さんのご家族について

岸さんは上述したように、

旦那さんは岸秋正さんといいます。

子どもさんは
４歳で亡くなった長男さんを入れると５人です。

亡くなった方と末っ子が男の子さんで、
女の子が３人ですね・・・

その当時では、５人兄弟というのも珍しくはないと思います・・・！

で、すごいのはご両親です。

ご両親は沖縄県の出身で
お父さんは、渡米し、苦学して、養殖漁業を学び、
カナダ、 日本でカキ養殖を成功させた「育てる漁業」の先駆者。

お母さんの“つる”さんは
大宜味（おおぎみ）尋常小学校校長で教育者だった親泊朝擢（おやどまり ちょうたく）の娘で、
琉球王国第二尚氏3代尚真王の長男（廃嫡）・尚維衡（しょう いこう、浦添王子朝満）の子孫だそうです！

ということは 琉球王国のお姫様ですよねWW
すごっ！！

で、お兄さんは競馬評論家の宮城昌康さん
そのお兄さんの奥さんは映画女優の若松和子さん
で、生まれた娘さん（岸さんの姪）のご主人が騎手である中舘英二さんだそうです。

お姉さんは
たこさんウィンナーの考案者の料理研究家の尚道子さん
そのご主人は尚明さんは、日本住宅公団元副総裁でダイニングキッチンの考案者だそうです！

まぁ、品があるはずですね・・・

高貴なお方だったんです！！

私が子供の頃に感じた岸さんの雰囲気そのままの方だったんですねWW

「おいしく食べて健康長寿」を唱えていた岸さん

その言葉通りに
喫煙者でありながら
９１歳まで、
寝込むこともなく天命を全うされました。

どうか、安らかにお眠りください。