マグせんべい

どうもです！

突然ですが
『６４』という長編警察小説をご存知ですか？

この話が NHKで４月１８日（土）夜１０時から
ドラマになります。

原作者は『半落ち』や『クライマーズ・ハイ』でおなじみの
横山秀夫さんです。




横山氏の新聞記者の経験をいかした
警察小説には定評がありますが
その期待を裏切る事ない濃い話になってますWW

では、ちょっと６４（ロクヨン）の中身について
調べてみました。

このタイトルにもなっている『６４』というのは、
昭和６４年に起きた“D県警”史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件の通称です。

この事件は
D県警の管内で初めて起きた本格的な誘拐事件で

昭和６４年１月５日に
お年玉をもらうと言い残し
昼過ぎに自宅を出た雨宮翔子は
近くの親戚の家に向かう途中、
忽然と姿を消した。
身代金２千万を奪われ
雨宮翔子は無残な死体で発見された。
犯人は不詳。

これが事件の詳細です。

この事件の時効が１年後に迫り、
警察庁長官が被害者遺族を訪問し、記者会見を行うことになる。

ここで、主役の三上義信広報官警視が
そのお膳立てをしなければならなくなるところから始まります。

この話は軸になるストーリーが３つあり、
この３つが重なり合って展開していくのですが

もちろんその中の１つが
この翔子ちゃん誘拐殺人事件です

そして、D県警刑事部と警務部（事務スタッフ・広報官もここに属し東京からの出向も多い）の
激しい対立！
これは、前述した警察長官が６４（ロクヨン）事件を
解決出来ないことを利用して
D県警刑事部長のポストを東京（警務部側）が奪おうと
画策していることから始まっている。

これが２つ目。

もう１つは、
主人公の三上広報官警視自身の問題です。

４６歳の春まで、刑事バタで
捜査２課の次席まで上り詰めたが今回の転属になるが、
２年で刑事に戻る予定でいる。

妻の美那子は端正な顔立ちで
元ミス県警W
だが、
二人の娘のあゆみ（１６歳）が家出をする。
その原因は父親の三上自身で
自分の顔が父親似で醜く
学校でみなに笑われ引きこもりになる。
カウンセラーから「醜形恐怖」と診断されるが
三上に整形を反対されて家出をしたということです。

妻は家にかかってくる無言電話を娘からだと信じ
家から出れなくなっています。

娘を警察内部が捜査してくれている弱み！
元刑事だが今は警務にうつり
両方から邪険にされる立場！

妻は自分と結婚して幸せだったのかと自問したり・・・

三上自身の問題も一筋縄ではいかない感じです。


この３つが重なり合い、
新しい６４（ロクヨン）を模倣した誘拐事件が発生し
話はクライマックスに入っていきますWW

この誘拐事件を起こしたのは
翔子ちゃんの父親の雨宮芳男と幸田（６４事件の担当者で事件後、退職している）。
被害者は６４の犯人と思われる人物の目崎の娘・・・

なぜこんなことを起こしたのか・・・
６４事件の大きなミス・・・
その隠蔽WW

「幸田メモ」の存在W

わくわくしますねぇ・・・

ミスとは
６４事件での犯人からの電話の録音の失敗の事で
D県警はそれを隠蔽しましたが、
当時捜査１課の刑事幸田は隠蔽に反対していたW

事件半年後に幸田はメモを残して退職しますが
そのメモが「幸田メモ」です！

そのミスをおかした
科捜研の日吉は事件後、休職、依願退職にされ
１４年間の引きこもりになっています・・・

この「幸田メモ」を調べていたのが
三上の同期で一番出世の二渡D県警警務部警務課調査官です。

この二渡さん、『D県警シリーズ』で主人公になってた人で
６４では嫌な感じでビックリしましたが
結局はD県警のために働いていたようですWW
よかった、よかった笑

一度読むと情がわくんですかね・・W

そして、三上広報官警視は刑事に戻る話を断り
広報官に生き甲斐を見つけるんですねぇ・・・

この６４（ロクヨン）はかなりのボリュームですが
なんというか
最後はなんだか爽快感があります！

ただの警察小説というより
人間ドラマの感が強いですね・・・

長い話ですが
読んで損のない小説だと思いますWW

そんなに読書しない私ですが・・・
オススメですWW

そして、ドラマも楽しみですねWW

主人公三上はピエール瀧さん！！
好きです！！
もう、ピッタリW
他にいないんじゃない笑



美人の奥様に木村佳乃さん。
まさしく
美女と野獣っつっつー！

その他に
新井浩文さん、永山絢斗さん、山本美月さん
柴田恭兵さんが出演される予定です。

原作とドラマでは話もかなり違ってくるとは思いますが・・・
どこが違って、同じなのかと
比べるのもいいですね！！

土曜日の夜が楽しみになりそうです！